小職はこんな詐欺にはひっかからないぞと思っている。ところが、当研究所の研究員宅に朝、犯人らから電話が入った。ご子息が痴漢をして捕まったというのだ。当社の研究員は全員が警察OBか自衛隊OBだ。電話に出た奥様は、先程出勤したばかりの息子がそんなことにと驚きの声を上げた。幸いにも、警察OBであるご主人が、奥さまの驚いた声に気がつき、内容を一旦確認して電話に出た。それでも犯人らは、示談がどうの、弁護士がどうのと話し続ける。振り込め詐欺であると瞬時に判断したご主人は、落ち着いて警察用語で問い質した。「どのPS扱いか、警電は何番か」などと。犯人らもちゃんと勉強しておければ良いのに、質問の意味が分らないから即座に答えられない。
ここで一喝、「子供は現職の警察官だ、自分もOBである、舐めるなよ」。犯人らは慌てて電話を切った。小職にこの話があった時、逆に犯人らをもっとからかって、検挙すれば良かったのにと研究員全員で笑った。身近に起きるとは思わなかった。何故って、警察官や検察官ぐらいは下調べしてやっていると分析していたからだ。所詮大したことのない連中である。読者の皆様、こんな電話がかかってきたら、慌てることなく、確認して折り返し電話しますと言って電話番号を聞きましょう。ひょっとすると身近に起こるかも知れませんから。